勉強 | はんなり時間

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好きなものについて。
本と、京都と、食と、cafeと、海と、旅と、沖縄と、家族とかについて。


みなさん勉強は好きですか。
私はきらいです。
ええもう大嫌いです。
勉強、っていう響きをきいただけでじんましんが出そうになります。
いやそれは言い過ぎかもしれませんが、
とりあえず勉強って言葉がまず嫌いです。
だってこわいもんこわくないですかわたしはこわいです。


なんで私はこんなに勉強が嫌いなんやろうか。
多分に育った環境が影響してる気がする。
私が子どもの頃は、
周りに勉強が好きな人っていうのがいーひんかった。
勉強は嫌いで当たり前、みたいな感じやった。


たぶん時代的にも、
「お受験ママ」みたいなのが問題になっている頃で、
「勉強勉強ってこどもにおしつけるのはよくない!」
みたいな風潮があった気がする。
あれうちの周りだけ?


そんなわけで
勉強=子どもの嫌いなもの
っていう意識がすっかりできあがっていた気がする。
うん、おもいっきり環境のせいにしてみたけどね。
えへ。


まあでもこんなに勉強嫌いの私でも、
節目節目で一応勉強はしてきたわけです。
テスト前とか。受験前とか。
うん、それくらいなんやけど。


で、その勉強が、
今役にたっているかというともうすべてすっかり忘れたわけで。
自信を持って言えるけど、
数学とかもう何一つとして覚えてない。
うふ。


けどなんで私は大嫌いな勉強を、
節目のみとはいえ
(ほんと昔から一夜漬けタイプでしてええ。。。
もう中学校の頃からかわらん。。。)
一応やってみたわけで、
その中身はさておき、
「いざというときに大嫌いな机に向かうという行為をしてみたら
一応それなりの結果を出すことはできた」
という
何の役にも立ちそうにない自負みたいなものはできた。


で、これが生活のなんの役に立つかといえば、
旅行にでかける前日(というか当日)の
夜中0時にパッキングが終わってなくても、
「まあなんとかなるんじゃないかわたし」
という根拠のない自信が持てる、
というところですね。
まあなんてすばらしい。


とまあこれは冗談にしても
(怒らないでうん怒らないで。)
「根拠のない自信」ってもの自体はそこそこ大事だとは思っています。
いや良い子のみなさまはパッキングは計画的に。


オットは、
偉大なるお父さんに(お父さんがほんと人格者なんだうん。)
「8割の力を出せばいいから」
と言われて育ったそうです。


そのおかげで、
食器洗いの食器は2割残すし、
洗濯物たたんでもらっても2割はたたみ残すし、
ペットボトルの飲み物は2割残すしで、
その結果私にあらゆる2割負担がかかってイラっ☆っとすることしきりなんやけど、
親友しゅうちゃんが言うところの
オットのあの「強靭なメンタル」は、
この8割の法則によって培われたものやと
ツマは考えております。


オットいわく、
毎日2時3時まで仕事してて週末も出勤してるときでも、
基本的に2割の余力は残してるらしい。
そんじゃあ10割の力を使って早く帰ればいいじゃないかと思うんやけど、
どうもそういうことではないらしい。


って言ってもオットの仕事上、
企画書とかはもうちょーーーーーうーーーー細かいし、
私みたいなてきとうな人間にはまず作れへんような
1ミリのずれもない企画書とか作ってるんやけど、
それでもとにかくそれは本人いわく8割のものらしい。


たぶん8割っていうのは、
仕事のアウトプットということではなくて、
精神的な余裕という意味合いが大きいと思うんやけど、
この精神的な2割の余裕をのこしておくことで、
「まあ本気出したらもっとできるし♡」
っていう根拠のない自信につながってる気がするというのがオット談。
なんだそれただの言い訳じゃないかとも思うんやけれども。


結局それが、
「強靭なメンタル」につながってるわけで、
精神の安定っていうのはやっぱり大事じゃないですかものすごく。
仕事にしたって家族にしたって。


私が出産前、
営業の仕事でほんっといっぱいいっぱいでもうどうしようもなかったとき、
「いつも全力でやってると、
いざってときに力が出せないよ。
普段力を抜いてるからこそ、
いざってときに力を出せる」
というようなアドバイスをとある人からもらって
はっとしたことがあった。


オットは結局これをずっと続けてきてたわけです。


で、話を戻すと。


私もとにかく勉強は嫌いですが。
なんだかんだ環境のせいとかにしてみましたが基本的に勉強っていうのは才能なので私は勉強の才能がないわけですが。
(もう自慢げ。)
そんなわけで中学生の頃から今までで勉強っていうものに対して
8割どころか2割も向き合ってこなかったとは思うのですが。
でもこんな私でも人生で何度かは100%の力を出して勉強にのぞんだことがあるわけで。
なんだこれは究極の8割の法則じゃないか!
と気づきまして。
はー私勉強してこなくてよかった♡
と思ったのは嘘ですが(うそですよほんとにうそ)
なんかねやっぱり、
勉強に限らず人生において
力の抜き方を覚えておくことは
大切なのかもしれないなあと
思った次第であります。


こんなてきとう人間の私でも
それでも100%でいなきゃ、
フル稼働でいなきゃという考えに陥っちゃうことは結構よくあって。
でも長い目でみると、
それは自分にも周りにもハッピーじゃない。
だから知らず知らず自分がいっぱいいっぱいになってきたときは、
オットの8割の法則を思い出すようにしています。


でもペットボトルは最後まで飲むべきです。
まじで。