夢 | はんなり時間

はんなり時間

好きなものについて。
本と、京都と、食と、cafeと、海と、旅と、沖縄と、家族とかについて。


30歳になったわけですが。
夢がねあります。
最近やっと、
そうだな私はそうなりたいんだな、
とわりとしっかり思えるようになった気がする。


それは、
ケーキ屋さんになりたい!
とか、
パン屋さんになりたい!
とか、
そういう職業的なことではなくて、
自分がどう生きていきたいのか。
人生において何を大切にしていかのか。
と、いうレベルの話。


思うにたぶん。
今の時代って、
仕事とか職業とか働き方の価値観が、
親世代とはもちろん違うわけやけど、
私が就職活動をしていた時とももぜんぜん違っていると思う。


例えば私が就活してたときって、
「外資系金融」とかってなんとなーく人気の職種ブームやった気がするんやけど、
そのあとしばらくてしてリーマンショックが起こったりして、
今はきっと違うんじゃないかなぁ。
わからへんけど。


そして、
その「人気の職種」自体の移り変わるスピードが、
親世代の頃とはもうまったく変わってるんやろうなと思う。
それはもうもちろんインターネッツが発達して情報社会になり云々、
あぁ電論思い出したなつかしい。


そんな波のど真ん中にいて、
それでいて妊娠出産という、
自分の生き方を大きく変えるイベントが続いて、
否応無しに人生そのものを考える機会が増えた。
そういった中で、
ごくシンプルに、
自分がどう生きるのが楽しいのかって、
なんかそんなことを考えるようになって、
あーわたしは、
こういう生き方がしたいなぁと、
いうのが見えてきた。


けどねわたしは、
例えば息子氏の妊娠中に、
そんなことを考えていたわけじゃないんだな。
この出産が、
自分の生き方を変えるものっていうような意識自体があんまりなかった。
生き方を変えるっていうとなんか大げさなんやけど、
例えば子供を出産すれば、
それまで通りに自由に残業をしながら働くことは難しくなる。
休みの日に、
仕事で疲れまくったからって好きな時間まで思う存分寝ることもできなくなる。
好きな時に好きな場所へ行ったり、
旅行へ行きまくったりすることも難しくな。。る。。は。。ず。。(小声)


そういうことを私はあんまり深く考えてなかった。
目を背けていたわけでも、
まったく想像だにしていなかったわけでもないんやけど、
そこまで深くは考えてなかった。


それは私の今までの生き方が全部そうで、
例えば18歳で家を出て東京の大学へ行くことが、
私の生き方をどれだけ変えるのかって、
あんまり深く考えへんかった。
実際は大きく変わってるんやけど。


けどそれで、よかったなぁって思う。
深く考え過ぎたらきっと大きすぎる決断なんて私はできひんし、
なんとなーく、
その都度、
少しの決断をしながら、
流れに乗って生きてきてよかったなぁと思う。


それは自然な流れやったんやろうなと、
今になってみると思う。
息子氏を出産する前に、
どれくらい自分の生き方が変わるのか、
働き方が変わるのか、
なんてあんまり深く考えへんかったけど、
そして実際に大きく変わったけど、
でもそれは私にとって望ましい変化やったなって思う。


で、
私はこの30年間で培ってきたこの、
流れの中でなんとなく決断する力というか、
いやそんな力なんて言うのはおこがましくて、
なんとなーーーく流れに乗る性質というか、
そういうのをこの先も信じていきたいなぁと思うのです。
小さな決断を自分できちんとする、
ということさえ怠らなければ、
その流れに不満を抱いたり、
後悔したりとかは、
まぁまずしーひんから。


今の自分になる流れがあったからこそ、
見えてきた、
自分の心地よい生き方というのを、
ちゃんと信じて、
変化のタイミングが来たらその瞬間を逃さずに、
理想とする40代50代60代に向かって、
ゆるりゆるりと流れてゆきたいと思います。


夢ってさ、
女優になりたい!
モデルになりたい!
歌手になりたい!
ケーキ屋さんになりたい!
パン屋さんになりたい!
そういう、
具体的なことだけじゃないんよね。


こうありたい自分、
という「夢」が先にあって、
じゃあどうやってお金を稼ぐのか、
どうやって働いていけばいいのか、
そういう風に考えると、
なんかちゃんと手の届く、
叶うものに見えてくる気がする。


流れ流れてどんどんどんどん
ゆるーーーーーーーーい大人になっていきたいとおもいます。
うふ。