よい夫婦の日。 | はんなり時間

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好きなものについて。
本と、京都と、食と、cafeと、海と、旅と、沖縄と、家族とかについて。




えーっと、あけましておめでとうございます♡
年が明けてから20日もたったなんて信じられない私です♡
はー育休満喫中。


さて。
毎日ブログ更新しようと年末に決めてから、
20日がすぎましたがみなさまいかがおすごしですか。


私は愛するどろわーのセールにて、
昨日入荷したばかりだという、
もちろんセールになんてなるわけないバッグに心奪われまして
お持ち帰りしました。
年始からなにもかわっていません。
セールってこわいね♡


さて本当はこのお話は。
長々と京都に帰っていたときに書こうと思っていたのだけれども。
なんだかうまくまとまらずここまできました。
のですが、
自分的にきちんと残しておきたいことだったので、
改めて書いてみようと思った次第です。


年末年始は、
2週間くらい実家に滞在して、
だらだらして参りました。


わたしのおじいちゃん(息子氏むすめ氏にとってのおっきいじいじ)のおうちは実家の隣にあって、
庭つづきになっているので、
わたしの実家滞在中、毎日何回も顔を出してくれました。


気づけばね。
私が大学進学で家を出てからもう12年。
お母さんが亡くなってから、もうすぐ8年。
結構な月日なんよね。
おじいちゃんとおばあちゃんふたりにとってその年月は、
やっぱり長い月日やったと思う。


私は自分が母になってやっと、
おじいちゃんとおばあちゃんが、
自分の娘である、私のお母さんを亡くした哀しみが、
どれくらいのものやったのかって、
少しだけ想像がつくようになった気がする。


親にとって
自分より先に
子どもがいなくなってしまうということは
もうそれは
なによりもつらいことやと思う。
絶望以外のなにものでもない。


お母さんを亡くしたとき、
いろんな人たちに私は、
「おじいちゃんとおばあちゃんを支えてあげてね」
っていわれた。
けどそのときの私は、
自分が「母」を亡くした哀しみでいっぱいで、
正直
そんなこといわれても、
私だってつらいのにって、
そんな風に思っちゃってた気がする。
そりゃそのときは仕方ないけどね。
あの時は自分にとってもやっぱり、
生きてきた中で一番つらい時期やったから。


けど今は少しわかる。
母を亡くした哀しみも大きいけれど、
娘を亡くした哀しみがどれくらいのものやったか。


あれからの8年間。
どんな思いを二人が抱えながら生きてきたのか、
そこまでは私には想像はつかへん。


ただね。
私が実家へ帰るたび、
なんどもなんども顔をのぞかせて、
息子氏とむすめ氏と遊んでくれるおじいちゃんや、
息子氏に会うたびに「穏やかに育ってる」っていってくれて
むすめ氏に会うたびに「優しい顔してる」っていってくれるおばあちゃんをみていると
二人にとって、
孫である私たち三姉妹と
ひ孫である息子氏とむすめ氏が
どれだけ大切な存在なのか
ただ孫やひ孫が生きていることそれ自体が、
二人にとってどれだけ大切なことなのか
感じることができた。


お母さんがなくなったとき、
おじいちゃんは、
「お母さんが残した三人の孫は、
おじいちゃんにとって宝物や」
っていってくれた。
その意味が、
今すごくわかるようになった気がする。


だからできるだけたくさん、
二人に、ひ孫たちの顔を見せてあげたいなって、
ただ会いにかえりたいなって、
そんな風に思いました。


実家滞在最終日、
そんな二人に誘われて、
息子氏とむすめ氏と一緒に、
おうどんを食べに行ってきました。
おばあちゃんが体調を崩してからは、
おばあちゃんも一緒に車でおでかけって、
もうずいぶんの間いってなかった気がする。


車をおりて、私がおばあちゃんの手をつないで歩いたんやけども。
おじいちゃんの隣に立つと、
おばあちゃんは、
さっと私とつないでた手を離して、
おじいちゃんと腕を組んだ。


腕を組んで歩くふたりを後ろから見ていたら、
なんかね
じーんとして涙が出てきた。


夫婦っていつかこうしてまたもう一度、
手を取り合って、
腕を組んで歩くんやなって、
なんとなくそんな風に思った。


おばあちゃんがおじいちゃんと腕をくんだのは、
おばあちゃんの足腰が弱くて、
おじいちゃんに支えてもらうためやったんやけど、
でも。


おばあちゃんを支えてるのはおじいちゃんなんやけど。
おじいちゃんも本当は、
その手に支えられてるんやろうなって
私は思うのです。


お母さんの入院中、
お母さんを看病しているはずのお父さんが
看病することで、
支えられていたように。


夫婦って、そういうものやんねって、
そのとき思い出した。


どちらかが支えているようで、
本当は支えられていて。
そうやって歩んでゆくもの。


いくつになってもそれは変わらへんねんやろうな。
それを忘れちゃいけない。


社交的でマメでフットワークが軽くておしゃれなおじいちゃんは
なんせモテモテで、
いろんなところに遊びにでかけているけれど、
それでもほんとはおばあちゃんに支えられている部分があるんやろうなって
腕を組んで歩く二人をみていて思いました。


我が家は夫婦。。。5年目?6年目?
忘れたけどまあ、
おじいちゃんおばあちゃんに比べたらまあひよこでもなんでもないけれど。
支えたり支えられたりしながら、
これからも歩んでいきたいなと、
なんとなく思った次第です。


2014年、
私にとっても宝物であるおじいちゃんとおばあちゃんに
よい夫婦を教えてもらいました私は
よいツマになるべく、
オットにたくさんたくさん家事を上手に頼んでいきたいと思います♡
よいツマだわー♡