ルブタン | はんなり時間

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ルブタンの靴がなぜかわいいかというと半分くらいは、

ソールが赤いからだ思う。



だって。

靴底が。

赤いんですよ。

たまらん。



ブランド価値とは

物理的価値と

エモーショナル価値により成り立っていると言ったのは誰でしたでしょうか。

そう私の卒論です。

はいすみません。



物理的価値は最低限備わっているべきもの。

差別化において重要なのはいかにエモーショナル価値を創造してゆくか、

ということらしいです。

だいたいコトラー様が言ってることですね。



ルブタンのヒールは。

まあそりゃああんだけ高い靴なんやから、

お手入れすればそこそこ長く履けるし、

まあ幾分は。少しは。疲れにくい。かも、しれない。

そのあたりは、

物理的価値なのかも、しれない。

そんなこと言ったって安物のぺたんこ靴の方が全然足は疲れませんよ、

ヒールなんてそんなものです。

放課後の音符で山田詠美は、

「本当のいい女というのは、

ハイヒールを履いても疲れない足を持つ女」

といったようなことを言っていますが、

私は疲れます。

全力で。

疲れます。



でもヒールが好き。

そしてルブタンのヒールが好き。

なぜならば。

ソールが赤いから。

ただそれだけで気分があがるから。

それがすなわち。

エモーショナル価値だそうです。

ムシさんの卒論によると。



こんなに気の利いたブランドアイコンってありますか。

ヴィトンのモノグラムじゃなくて。

フェンディのFFじゃなくて。

靴底が!

赤いだなんて!!(しつこい)



そもそも。

赤い靴。

というのは、

正義です。

赤い靴というのは文句なしにかわいい。

赤い靴は永遠に。



それを靴底にブランドアイコンとしてもってきたルブタン氏の

そのセンスが

発想が

もうすばらしすぎて

私は一生彼についていきたい。

会ったことないけど。



ブランドものを身につける。

ということは、

なんだかとても絶妙なバランスの上で成り立っていることだと。

私は思います。



結局のところは自己満足の世界です。

でも自己満足。というのは、とても大切なことで。

結局、

自己が満足しているかどうかということは。

つまるところその日1日をハッピーに過ごせるかどうかということであり。

大切なプレゼンの日に自信を持って挑めるかということであり。

新しいママ友の世界に勇気を持って飛び込めるかということであり。。。

(いやそんな局面迎えたことないけども。。。)



自分のテンションを少しだけ高めてくれるもの。

そしてその「ブランド」が、

どれだけ主張してくるかというところも、

絶妙なバランスの上で成り立っていると思います。

自分だけにわかるもの。

見る人が見ればわかるもの。

だいたい日本人の7割くらいはわかるもの。

とかとか。



そのどことバランスをとっていくかということは

それはもちろん個人のセンスと好みの問題です。

どの辺りが一番自分のテンションをあげてくれるのか。

ハッピーにしてくれるのか。



私にとってはルブタンのソールは、

どんぴしゃなバランスでテンションを高めてくれるもの。



だから私はまた今年もバカみたいに靴を買って

#マタクツカッタノと言われながら生きてゆくのです。

まあこれはもうたぶん。

赤いソールが悪い。